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ひかり電話の番号を変えたくない人の手引き

「引っ越しをするけれど、電話番号を変えたくない」

「回線を乗り換える時に、電話番号が変わらないか心配…」

自宅で利用している固定電話の電話番号には、「NTTが発番した番号」と「光電話で発番した番号」の2種類があります。

本記事では、引っ越しや回線乗り換えをする人が、電話番号を継続利用できるかの確認方法を紹介します。

合わせて、電話番号を変えないための条件についても解説していきます。[toc]

目次

電話番号が変わる条件と確認方法

[box class=”yellow_box” title=”電話番号継続可否のチェックポイント”]

  • 電話番号の継続利用可否はNTTで確認できる
  • アナログ電話の場合、移転先と移転元でNTT収容局が変わらなければ継続利用可能

[/box]

電話番号は2種類

固定電話の番号には、「NTTが発番した番号(アナログ電話)」と「光電話で発番した番号(光電話)」の2種類があります。

いま利用している電話のタイプや、引っ越し先の住所によって電話番号の引き継ぎできるかが変わってきます。

NTT加入権って何?

NTT加入権とは、NTT東日本、NTT西日本の「加入電話(NTTが発番したアナログ電話)回線を契約するための権利」のことです。

かつては日本のほとんどの地域でアナログ回線が利用されており、NTT加入権を持つ人がほとんどでした。

しかし、現在では光回線を利用した電話の「ひかり電話」の登場により、NTT加入権を持たないという人も増えているのが実情です。

自分の電話番号の確認方法(NTT加入権の確認)

NTT加入権は、以下の番号へ電話をすることで確認することができます。

固定電話からの確認を行う場合:116

携帯電話から確認を行う場合:0120-116-000

どちらも、年末年始を除く、午前9時から午後5時までが営業時間となっています。

電話番号は移転先とNTTの電話局が同じかどうかで変わる

いま利用している電話番号を引っ越し先でも使えるかどうかは、NTTの収容局により変わります。

引っ越し元と引っ越し先が同じNTTの収容局の場合は、電話番号を継続利用することができます

しかし、同一市区町村内での引っ越しであっても、NTTの収容局が異なると番号を引き続き利用できません。

移転先でも使えるかはNTTに電話して確認ができる

いま利用している電話番号を引っ越し先でも利用できるかは、NTTに問い合わせすることで確認できます。

問い合わせは電話もしくはWebで可能です。

Webから確認を行う場合:NTT公式HPの「移転(電話のお引越し)の申し込み」入力(後にNTTから確認の電話があります)

固定電話からの確認を行う場合:116

携帯電話から確認を行う場合:0120-116-000

どちらも、年末年始を除く、午前9時から午後5時までが営業時間となっています。

番号を変えずに光電話を契約する方法

以下の場合、原則として番号を変えずに光電話を契約できます。

  • アナログ電話から光電話に移行する場合
  • 光電話から光電話に移行する場合

[box class=”yellow_box” title=”光電話契約の際のチェックポイント”]

  • 利用中の電話のタイプにより電話番号の継続可否が変わる
  • 「アナログ戻し」が必要な場合もある
    [/box]
移行の状況 電話番号の変更
アナログ電話から移行する場合 なし

光コラボから光コラボへ移行する場合

なし

光コラボ以外の回線へ移行する場合

場合による

アナログ電話から移行する場合

アナログ電話から光電話への移行は、基本的には電話番号の変更なしで行うことができます。

ただし、以下3つの条件を満たす必要がありま。

この条件は、家庭用としてアナログ電話を使っているのであれば、クリアできていると考えて問題ありません。

[box class=”yellow_box” title=”アナログ電話から光電話移行のチェックポイント”]

  • 現在利用している電話がNTTの加入権つきの番号である
  • 移行にあたって、引越しなど利用住所の変更がない
  • 電話が公衆電話・臨時電話・支店代行電話ではない[/box]

また、移行手続きは以下の手順で行います。

[box class=”yellow_box” title=”移行手続き”]

  1. 利用住所がひかり電話の提供エリアであることを確認する
  2. ひかり電話に申し込む
  3. ひかり電話の開通工事を行う[/box]

光コラボから光コラボへ移行する場合

光コラボから光コラボへ移行する場合は電話番号の変更はありません

「事業者変更」という手続きが以下の手順で取らます。

[box class=”yellow_box” title=”事業者変更手順”]

  1. 利用中の光コラボ事業者に移行の連絡をする
  2. 利用中の光コラボ事業者から「事業者変更承諾番号」をもらう
  3. 移行する光コラボ事業者に申し込みを行う[/box]

「事業者変更承諾番号」の有効期間は15日間であることに、注意が必要です。

利用中の光コラボ事業者から「事業者変更承諾番号」が発行されてから、15日以内に乗り換え先への申し込みましょう。

光コラボ以外の光回線へ移行する場合

光コラボ以外の光回線へ移行する場合には、引き続き電話番号を利用できるかの確認が必要です。

原則、「アナログ戻し」が可能な場合には引き続き利用することができます。

アナログ戻しって何?光電話をアナログ電話に戻す方法

アナログ戻しとは、利用中の光電話をアナログ回線に戻すことです。

光コラボ以外の光回線へ移行する場合に、アナログ回線戻しをすることで引き続き利用できるようになります。

アナログ戻しは、ざっくりと言うと以下の手順で行うことができます。

[box class=”yellow_box” title=”アナログ戻し手順”]

  1. NTTにアナログ戻しの希望連絡をする
  2. 乗り換え先に契約を申し込む
  3. 契約中の光回線を解約する[/box]

費用は2,000〜10,000円

アナログ戻しの費用は、設備状況によって異なり2,000円〜10,000円程度となります。

アナログ戻しに発生する工事が「派遣工事」か「無派遣工事」かによって金額が異なります。

アナログ戻しにかかる金額は、それぞれ以下の表のようになります。

無派遣工事の場合 派遣工事の場合
基本工事費 1,000円 4,500円
交換機工事費 1,000円 1,000円
屋内配線工事費 0円 2,400円〜4,800円
合計 2,000円 〜10,300円

合計金額が最安の2,000円となるのは、「無派遣工事」となる場合です。

「無派遣工事」は、移転先にアナログの電話回線が引き込みまれており、NTT局内での工事のみ開通可能な場合に適用されます。

一方、合計金額が「10,300円」となるのは、移転先に電話回線がなく、屋内までの配線などが必要な「派遣工事」となる場合です。

派遣工事となった場合、既設の屋内配線を利用した工事であれば屋内配線工事費が2,400円となります。

また利用する機器によって機器工事費が変動することもあります。

番号を変えずに移転する方法

同じNTTの電話局エリアで移転する

アナログ電話を利用している場合、同一のNTT収容局での移転であれば電話番号が変わることはありません。

NTT収容局が変わるかどうかは、NTTに問い合わせることで確認可能です。

Webから確認を行う場合:NTT公式HPの「移転(電話のお引越し)の申し込み」入力(後にNTTから確認の電話があります)

固定電話からの確認を行う場合:116

携帯電話から確認を行う場合:0120-116-000

どちらも、年末年始を除く、午前9時から午後5時までが営業時間となっています。

光コラボのまま移転する

光コラボから光コラボへの移転の場合は、電話番号を変えずに利用することができます

この場合には、「事業者変更」という手続きを取られます。

ただし、NTT東西のエリアが変わる場合には番号が変わることもあります。

引っ越し先の住所を利用予定の光コラボ事業者へ伝えることで確認可能。

おすすめの光回線は「おすすめ光回線比較と絶対に後悔しない選び方」で解説しています。

番号が変わってしまう光電話のパターン

以下の状況の場合には移転にあたり電話番号が変わってしまいます

[box class=”yellow_box” title=”電話番号が継続できないパターン”]

  • ソフトバンクの「ホワイト光電話」を利用している
  • ソフトバンクの「BBフォン」を利用している

[/box]

ソフトバンク光「ホワイト光電話」

ソフトバンク「ホワイト光電話」を利用している人が、光コラボに移転する場合は、電話番号が変わります

「ホワイト光電話」はソフトバンク独自の固定電話のサービスで、電話番号の発番元がNTTではなくソフトバンクとなります。

そのため、ソフトバンクで発番された電話番号をNTTが提供するアナログ回線では使うことができず電話番号の継続利用もできません。

ホワイト光電話から光コラボへの移転の際は、電話番号が変わってしまうため注意が必要です。

ソフトバンク光「BBフォン」

ソフトバンク「BBフォン」を利用している人が、光コラボに移転する場合は、電話番号が変わります

BBフォンとは、インターネットに接続して音声を届ける「IP電話」です。

こちらは光回線を利用した電話ではないため、電話番号の継続利用をすることができません。

「050」ではじまる電話番号がつけられています。

現在BBフォンを利用している人が、光コラボへ移転する場合には番号が変わるため注意が必要です。

よくある質問

ここまで、ひかり電話の番号を変えずに利用する方法について紹介してきました。

ここでは、ひかり電話の番号についてのよくある質問について回答していきます。

記事を全部読むのは面倒…なんて人は、ここだけ読んでくださいね。

番号を変えずに光電話を契約できるの?

現在利用中の回線がアナログ電話の場合は、番号を変えずに光電話の契約が可能です。

現在利用中の番号が光コラボ事業者発番の番号の場合も、原則として継続利用が可能です。

現在利用中の番号がソフトバンク「ホワイト電話」もしくは「BBフォン」の場合は、継続利用ができません。

どうやって電話番号が変わるかどうか確かめたらいいの?

アナログ電話を利用している場合には、NTTに問い合わせることで確認することができます

光電話を利用している場合は、利用中の回線業者および移転先の回線事業者に問い合わせることで確認できます。

Webから確認を行う場合:NTT公式HPの「移転(電話のお引越し)の申し込み」入力(後にNTTから確認の電話があります)

固定電話からの確認を行う場合:116

携帯電話から確認を行う場合:0120-116-000

絶対に電話番号を変えない方法ってある?

NTTで発番した「アナログ電話」の番号を同一市町村内かつ同一NTT収容局内で利用し続ける場合には、電話番号が変わりません。

また、フレッツ光および光コラボ事業者による「光電話」を利用している場合、光コラボ事業者間の乗り換えであれば番号が変わることがありません。

アナログ戻しって何?

アナログ戻しとは、利用中の光電話をNTT発番のアナログ回線に戻すことです。

インターネット回線を解約に伴い、ひかり電話を解約する場合はアナログ戻しをしなければ電話番号を継続できません。

現在、乗り換えや引っ越しに際してアナログ戻しが必要ということはほとんどありません

ただし、ソフトバンクの「ホワイト光電話」や「BBフォン」へ移行する場合、アナログ戻しが必要となる場合があります。

もしもソフトバンク「ホワイト光電話」や「BBフォン」へ移行する場合は、直接ソフトバンクに問い合わせることをおすすめします。

アナログ電話と光電話ってどう違うの?

アナログ電話とは、NTTが提供する、銅線によるアナログ回線を利用した電話サービスです。

一方、光電話とは、インターネットの光回線を利用した電話サービスです。

フレッツ光が提供する電話サービスは「ひかり電話」、光コラボ事業者が提供する電話サービスは「光電話」と表記されます。

アナログ電話は停電など災害時にも利用可能であるというメリットがあります。

一方、ひかり電話はアナログ電話に比べて利用料金が安いというメリットがあります。

光電話の番号は2つ持てるって本当?

光電話では2つの番号を持てます。

フレッツが提供するひかり電話の場合は、月額100円で4番号まで追加して取得することができます

NTT東日本エリアでは「マイナンバー」、西日本では「追加番号」という名称でサービスが提供されています。

光コラボ事業者にて電話サービスを利用している場合も、それぞれの事業者で手続きを行うことで追加の番号を利用できます。

まとめ

ここまで、ひかり電話の番号を変えないための条件や継続利用の方法について説明してきました。

簡単にまとめると、現在利用中の電話のタイプによって変わってきます。

利用中の電話タイプ

変わらない条件

アナログ電話を利用している場合

・NTTの収容局が変わらない移転

・同一NTT東西エリアでの光電話への乗り換え

光電話を利用している場合

・同一NTT東西エリアでの光コラボへの乗り換え

・アナログ戻しをする場合

乗り換えや引っ越しを考えている人は、本記事を参考にしてみてください。

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